銀粘土素材の特徴と使い方について

銀粘土とは、微細な銀の粒子と水、それにバインダーと呼ばれるものを混ぜ合わせて粘土状にした素材で、主に指輪やブローチなどのシルバーアクセサリーの自作に用いられています。

普通の粘土と同じようにこねていろいろな形を作ることができます。

ちょうど普通の粘土で壷や食器などを形作り、窯で焼いて陶器を作製するように、銀粘土も形作ったあとに焼きます。

焼くことでバインダーと水は失われ、一方で銀の微粒子は互いにしっかりと結合して純銀として残るのです。

使い方の注意ですが、普通の粘土よりは固めで、乾燥もしやすいです。

形を作る作業を長時間行うときには、例えばウエットティッシュで覆うなど、途中で乾燥してしまってうまく形が作れなくなることのないよう気をつける必要があります。

焼くのは家庭のガスコンロで行えますが、あまりに高温にすると銀そのものまで溶融し、形が崩れてしまうことがあります。

また、もちろん自分で自由に作ってよいのですが、アクセサリーとして実用に耐えるものとなると、それなりに慣れも必要です。